
こんにちは、まゆみ助産院です。
助産師歴36年、開業して16年、延べ対応件数2万件の”ママ育て専門家”の助産師があらゆる女性の体の仕組みと子育てについての疑問・質問にお応えしています
ママ達からよくこんな質問を受けます

離乳食はいつごろから始めればよいですか?

結論から言うと…
支えるとお座りが出来て
おもちゃや手をよだれでべとべとにするくらい嘗め回してて
家族が食べている様子をじっと見て
手を食卓に伸ばしたがり
家族がおいしそうに口を開けると口を明け
よだれを垂らす
ようになっていると…
離乳食を受け付ける準備が大体できています。
一般的には
「生後5、6か月頃」と言われています。
厚労省の『離乳食のスタートガイド』はこちら👇
https://www.mhlw.go.jp/content/000808866.pdf
ただ、その「頃」の見極めが
赤ちゃんに慣れていないとよくわからないのですよね~😅
そもそも離乳食とは…
赤ちゃんが母乳やミルクを唯一の食べ物として摂取することから徐々に多種多様な固形物を摂取できるようになるまでの段階的な食事の過程のこと。
なので進められる条件として
1.完全液体ではない物を体内に運べるようになっていること。
液体は寝ながらでも体内に運べますが固形に近づくにつれ胃や食道がまっすぐ立っていないと下に運ばれにくいですよね。
お芋が喉に詰まった時は体をしっかり起こして胸元を叩きませんか?
だから、支えるとお座りが出来るようになっていることが必要。
2.おっぱい以外に興味が向くようになっていること。
赤ちゃんはまず生命線であるママのおっぱいをしっかり覚えます。おっぱいに飽きたら他の物に興味を持ち遊び始めます。すると色んなものを口に入れても「えずく(嘔吐反射)」ことが減っています。
その頃にはオモチャや手を嘗め回していたり、家族の食事風景をじっと見るようになりスプーンから何かが口に入っても「おえっ」てならなくなっています。
3.乳以外の食べ物が消化できる状態であること。
まず舌で上顎に食べ物をすりつぶせるくらいの舌の筋力と器用さが必要。
唾液を出して食べ物を滑らかにできる力も必要。
唾液は消化液の一種。
でんぷん質を麦芽糖に変えることが出来ます。
だから一般的に離乳食はでんぷん質の多いお粥が進めやすいわけ。
手やおもちゃをさんざん舐めて舌の使い方を訓練しよだれをたっぷり出せるようになっている状態から離乳食のスタートを切るのが望ましいのです。
私たちの子育て(25年前)の頃は
「生後3ヶ月過ぎたら離乳食の準備期。
重湯やリンゴの果汁を薄めて味に慣れさせましょう。」
という指導でした。
一生懸命準備しても口を明けるどころか
息子は全部「べーっ」って出してしまいました。
毎日その繰り返しではっきり言って鬱状態から虐待しそうになりました。
その時の様子はこちらの恥ブログです😅

今から思えば、そりゃそうだわ…😅
そこで先日の離乳食の育児サロンでの赤ちゃん達の様子です。
似通った月齢の赤ちゃんですが
一人はスプーンも持ちたがり積極的にお口に入れます。

ママは「もうこのまま進めてみます!」と
もう一人の子はスプーンを近づけてもあまりお口をあけたがりません。

ママは「あ、まだ要らないのね!」と
こうやってその子その子の状態を
焦らずに見極めていけばよいのです😉
食べたくなったら絶対食べますから👍
子育てで一人で孤独に悩んでいるママへ
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