おっぱいトラブルの予防にお風呂はマスト

まゆみ先生
まゆみ先生

こんにちは。

石川県金沢市のまゆみ助産院です。

白斑に伴うおっぱいの痛みとしこりで来院されたママの生活の一コマ。

あなた
あなた

赤ちゃんは夫にお風呂にいれてもらいます。

その後授乳をするので自分がお湯に浸かるタイミングを逃がしてしまい

いつもシャワー浴で済ませています。

 

まゆみ先生
まゆみ先生

そうですか。

一生懸命、赤ちゃんのお世話をされているのですね。

でも、この季節にシャワー浴は体の冷えが取れないと思いますが…。

 

おっぱいトラブルになるまで

生後2ヶ月の赤ちゃんはほぼ完全母乳で育ってたのに

ここのところの体重増加が1日当たり10g。

理想的な体重増加は30gなのでその3分の1しか増えていない。

 

これは、よろしくない!

おっぱいの詰まりを取って母乳分泌アップをはかるべく

おっぱいマッサージをする。

けれども、マッサージをしてもその刺激でおっぱいが湧いてくる

射乳反射がほとんど出ない。

まだ20代のママさんは体力的にも精神的にも余力がありそうなのに

母乳の出がかなり落ちていました。

 

出が落ちてしまった原因の一つに

先のママのお話しにもあった

この季節それも雪の降る北陸に住みながら

シャワー浴のせいかもしれない。

 

ママには、なんとか工夫して

お風呂のお湯に浸かることをお勧めしました。

赤ちゃんは哺乳力も落ちていると考えられたため

授乳毎にミルクを足してもらうことにしました。

 

それから1週間

ママは何とかお風呂のお湯に浸かったそうです。

 

1週間後の来院時

おっぱいマッサージをすると射乳反射に勢いがありました。

それも、かなり乳腺が太くなっています。

射乳に伴って、前回取り切れなかったおっぱいのしこりが

バターが溶けるようにドロドロと出てきました。

 

赤ちゃんの体重増加は一日当たり100g以上!

理想的な体重増加の3倍です。

 

お風呂に浸かって冷えが取れ循環が良くなったのでしょう。

体力のある年齢なのでそれで一気に母乳分泌もアップしたようです。

赤ちゃんの体重増加がそれを物語っています。

 

 

この季節、お風呂のお湯に浸かることは

おっぱいトラブルの予防と

母乳分泌の維持向上にマストです。

 

私は、いつも言っています。

“バターは冷蔵庫で固まります。

湯煎すると溶けます。

 

母乳は乳脂肪分が多いので冷えるとバター化します。

だから、おっぱいを冷蔵庫にしないで

いつも湯煎しておきましょう♪“

 

”湯煎=お風呂”ですよ(笑)

 

まゆみ先生
まゆみ先生

今日もご訪問ありがとうございました。