
こんにちは、まゆみ助産院です。
助産師歴36年、開業して16年、延べ対応件数1万件の”ママ育て専門家”の助産師があらゆる女性の体の仕組みと子育てについての疑問・質問にお応えしています
生後3ヶ月の赤ちゃんを母乳で育てているママからのご相談です。

赤ちゃんがあまりおっぱいを欲しがりません。
その間ずーーーっと機嫌よく指をなめています。
21時、5時半、10時、13時、17時半、21時が大体のサイクルです。
上の子は3時間であげていたし
夜中に何回も起きていたので
違い過ぎて心配です。
ママはお二人目の子育て。
生後3ヶ月のその赤ちゃんは丸々としていますが…

それは、違い過ぎて戸惑いますね。
では、母乳哺育の授乳回数は何回が正しいのでしょうか?
母乳哺育の授乳回数は
生後日数とミルクを与えているか、その時の環境とその子によって違います。
生後1か月以内の赤ちゃんは
手足もか細くて皮下脂肪があまりありません。
胃の容量も小さくて一度に沢山飲めません。
腸で貯えておく力もないので
すぐオシッコやウンチになって出て行きます。
特に母乳は消化が早いので
常に飲んでは出しています。
そこで最低7~8回は与えないと低血糖になって干からびます。
又、満腹中枢も未発達なので与えた分飲む傾向にあります。
ところが生後3ヶ月もすると
体重が産まれた時の倍近くになっていることが多く
体全体がふっくら、モチモチになっています。
つまり皮下脂肪が蓄えられて血糖が維持されやすくなります。
胃の容量も大きくなって一度にたっぷり飲めるようになります。
満腹中枢も発達してきて
お腹が満たされればいらなくなる
今の自分に必要な分をわかって飲むようになります。
大人は基本一日3食でしょ?
少しずつそれに近づいて来るのです。
更に…
目も見えて日中はいろんな刺激に反応して一人遊びもできるようになり
暗くなると眠る。
いわゆる“昼夜リズム”が付いてきます。
特に上に年の近い兄弟がいると
お兄ちゃんお姉ちゃんのすることが面白いし
はたまた危険で刺激的!
その分夜は疲れてぐっと眠ります。
なので…
年の近い兄弟のいる赤ちゃんは
割合早くから夜よく眠るようになります。
その分一人目の赤ちゃんは
暇なのでしょう😂
しょっちゅうおっぱいをくわえています。
ママも泣きにも敏感で
手もあるのですぐに対応して
その結果授乳をする回数が多くなりやすいですね。
あと…
上のお子さんを母乳哺育で育てている場合
授乳を開始してからの乳腺の発育が早いのと
乳管も一度通っているので
ちょっと吸っても簡単に沢山出てきます。
なので生後3ヶ月以降でよく育っている赤ちゃんで
ママのおっぱいがたっぷり出ていれば
しっかり飲むのは5回程度になることもしばしばです。
それ以外に飲んだとしても周りに気を取られて直ぐ辞めてしまったりするものです。
ですから…
オムツがずっしり重みのある濡れ方を5回以上していれば授乳回数が減っていても大丈夫👍。
栄養不足や脱水の心配はありません👍。
完全ミルクの場合の授乳回数は200mlを5回程度与えるのが基本ですしね。
それより…
赤ちゃんは本能で生きています。
本能とは自分の生命維持装置。
その生命時事装置はそう誤作動を起こしません。
その本能の警報装置は“泣き”です。
元気な赤ちゃんは
お腹が空いたり、喉が渇いて
おっぱいが必要になれば泣いて知らせくれます。
だから、赤ちゃんの本能を信じましょうね👍。
でも…子育ての悩みって…尽きないよね~
子育てで一人で孤独に悩んでいるママへ
助産院での日々の出来事や
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徒然に綴っております。
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ご訪問ありがとうございました。