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こんにちは。
石川県金沢市のまゆみ助産院です。
先日の育児サロン『まゆみ塾』のテーマは
「赤ちゃん後期の手作りおもちゃ」
これをテーマにした訳は
今一度、こどもにとっての“遊び”の意義をわかってもらうため。
『こどもは遊ぶために遊ぶ』。
大人の様に“遊び”は生活の一部ではなく、生活全体、生命そのもの。
大人の仕事に匹敵するのです。
排泄や食事、衣服の着脱、清潔行動など生活全般が遊び。
朝起きた時から夜寝るまでそれは続いています。
その遊びのなかで創造性をはぐくみ、思考が芽生え、社会性、敏捷性、忍耐力、判断力、体力、言語能力など人間が生活するうえで大切なことを学ぶのです。
そして“おもちゃ”は“遊びの道具”。
その子が今どんな道具なら使えるのか改めて見つめて欲しいのです。
何が得意で、その得意を伸ばしてやることも大切。
盲目のピアニスト辻井伸行さんは赤ちゃんの時からおもちゃのピアノを弾き始めていたとか。
鍵盤の音の違いに耳をそばだてていたそう。
母親はそこに才能を見出しそれを伸ばした結果
世界的にも有名なピアニストまでになられました。
彼の演奏をYouTubeで見ましたが鳥肌が立ちましたね。
リストの難曲「ラ・カンパネラ」。
凄かった~。
是非。生の演奏を聴いてみたい!
…話を元に戻して
得意も大事だけど、これからどんなことが出来ると生活しやすいか。
その発達を促すものを選んで与えようね。
一般的に生後10ヶ月から1歳過ぎだと
ハイハイやつかまり立ちが出来る。
親指と人差し指で小さいものがつまめる。物が投げられる。
目の前から消えたものを探し出す。
きわめて静かな音まで聞こえる。
こんなこと出来るようになっているはずだけど皆の赤ちゃんはどうかな?
だからこの時期には“感覚遊び”と“運動遊び”を促すものが向いているのね。

で、これでその子に見合ったおもちゃを作ってみて~
と、ペットボトルのキャップやハンカチ、タッパー、ラップの芯、ビニールテープ等…
おうちにある身近なものを並べて差し出しました。
みんな一様に

えー。全然思いつかな~い…

私、大体こういうのセンスないし…
そう言いながら私の試作品を観て
“ぽっとんおもちゃ”や“無限ティッシュ”を作り始めました。

家じゃ、絶対こんな事しないし…
ぶつぶつ…。
(私の心の声:たまには手先と右脳を使わないとボケる)
「それより、私が今悩んでいるのは…離乳食全く食べなくなって…。手でこねくり回してそこいらじゅうベッタベタにして…もう、鬱になりそう…」
(私の心の声:こどもははきっと楽しい…)
「そうそう、うちも急に食べなくなって…。水分もおっぱい以外飲まないし。お茶飲んで欲しいのに…。」
(私の心の声:乳児期は基本母乳やミルクで水分をとるものだって、いっつも言ってるでしょう。おしっこ出てれば水分足りているんだからいいの!)
「えー、Kちゃん、めっちゃ食べてたのに。そんなことあるん?」
「うん。皆の食べてくれない苦労初めて実感した。めっちゃ、不安になる。」
(私の心の声:だから~、食べる時期にもむらがあるからいちいち気にしないでおおらかに構えていなさい!…って前に言ったよね~)
┋
「で、ご飯を少し軟らかめに戻したら食べてくれるようになった…。」
「うち、この前軟飯でおにぎりにしたら最悪なことになった…。」
「あ、わかる…。」
ぶつぶつ言いながらも皆、手を動かしています。(よしよし😁)
で…さっき、言ったよね~。
こどもにとって生活の全てが遊びだって…。
離乳食も、手でこねくり回して触覚を楽しんでる。
テーブルから払いのけて、目の前から物がなくなる変化を楽しんでるんだって…。
そこにひとり、静かに皆のやりとりを聴いているママがいました。
今日初めてまゆみ助産院の育児サロンに参加された方です。
「こどもの離乳食が進まなくて悩んでいたら産後鬱になってしまった。何もかも上手くゆかなくなってて…。もう消えてなくなりたい…。」
数週間前にまゆみ助産院に駆け込んで来られたママ。
何度か来られて、少し気持ちが上がってきたので育児サロンをお勧めしました。
そのママが帰り際に
「こんな場所、もっと早く知りたかった…。
うちの子の月齢だと(10ヶ月)もう時期的に終わりに近いですよね。
でも…、又来てもいいですか?
今日皆の話を聴いてて、すごくすっきりしました。」
と初めて笑顔を見せてくれました💖。
同じ境遇同士で悩みをわかち合うと
産後鬱からも脱出できるようです👏😉。
人は共感されると孤独から解放され、生きる力が高まります。
もし、一人で悶々としているのなら…
まゆみ助産院の育児サロンに来られませんか?
きっと光が見えてきますよ。
お問い合わせはこちらから。

今日もご訪問ありがとうございました。