さあ、離乳食を始めてみよう

先日、生後4~5か月の赤ちゃんをお持ちのママを対象に、

少人数制で育児サロンを開催しました。

 

まゆみ先生
まゆみ先生

テーマは『さあ、離乳食を始めてみよう』

 

「初めての離乳食…。どうやって進めよう」

「お粥なんて作ったこともない」

「自分の食事作りもままならないのに」

と、お先不安な方を対象にお粥と普段の食事を作りながら

離乳食を準備する調理実習をしました。

市販の離乳食も試してみました。

 

 

 

まゆみ先生
まゆみ先生

そもそも離乳食とは?

 

乳から大人達が普通に食べている食事への移行食の事。

特に、初期の離乳食は量より質。

 

初めて母乳やミルク以外の味のするものを口にする冒険の旅。

初めての食感や味で驚きとワクワクの時間を楽しませてあげたいもの。

 

そして、様々な食材でアレルギーが出ないか、食べられるもの探しの時期。

と、言っても歯がないのとまだまだ舌の使い方がわかっていないので

あまりごつごつした大きいものは飲み込めません。

 

それで、乳よりは粘着のあるドロドロとしたペースト状の物になります。

 

一応、厚労省から「授乳・離乳の支援ガイド」

https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf

というものが出ているので基本的な考え方を学ばれても良いとは思いますが。

これは、あくまでも指針なので皆がこの通りに行くとは限りませんよ。

これに当てはめようと思うと、本当にドツボにはまってしまいます。

 

あくまでも、「遊び」の延長で「食べられるもの探し」と割り切りましょうね。

必要量や種類を食べなくても成長になんら影響はありません。

この時期は、まだまだ乳で栄養を取っていますから。

 

そこで、私が今までやってきた方法を伝授しました。

 

偉そうに言っていますが、私も20年前は「何で食べないの?」と

ハウツーにこだわってドツボにはまりながら山ほどフリージング食を作っていました。

しかし、息子はどれも食べません。落ち込みました。

 

でも、実家の母のお粥を食べている息子の様子に原点に気付きました。

 

子どもは「美味しいものは食べる!」「体が必要になれば食べる!」

 

だから、サロンでは「美味しい」もの探しをしてみました。

用意したものは、お粥とかぼちゃとほうれん草とカレイを使った白身魚のペースト。

 

お粥は「お米から作るお粥」「ご飯から作るお粥」「市販の米粉から作る」の

3つの工程をそれぞれ「冷蔵」「冷凍」「出来立て」を作成。

 

おかずのペーストも、普段の大人の食事を作る工程から取り分けながら作る方法と

市販の離乳食で作る方法で試作し、かつそれらも「冷凍」「出来立て」を作成。

 

ママさん方は必死にスマホで行程を撮影していました(笑)。

 

 

まゆみ先生
まゆみ先生

それでは、試食してみましょう!

 

 

「お米から作ったお粥は甘い!」

「作りたては美味しい!」

「おかず類はすり潰すなどの加工を施してもトロミがあったほうが飲み込みやすい!」

「食材の新鮮な味がすると味付けしなくても美味しく市販の物とは格段に味が違う!」

とのことでした。

 

でも、離乳食を始めたばかりのKちゃんは

お粥はぺろぺろと舌を出して口を開け飲み込みましたが、

おかず類はどれも舌で押し返しました。

カレイのペーストに至っては口さえ開けませんでした。

きっと匂いがまだきつかったのでしょうね。

 

はじめはこんな、もんです。

 

だから、張り切って山ほどフリージングしても始めは無駄になりますからね。

その、残ったフリージング食…

食べたいですか?

 

 

だから、無理にフリージングしないで

大人用にはかぼちゃとほうれん草は味噌をとき入れて味噌汁にし、

カレイは醤油などで甘辛く煮つけました。

どれも、立派な献立メニューになりましたよ。

 

食べ物は無駄にしないようにしましょう(笑)。

 

でも、赤ちゃんにその“しつけ”はいりませんからね。

あくまでも「遊びの延長」で「食べられる物探し」の時期ですから。

食事の時間を楽しませてあげましょうね。

 

 

 

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