『お宮参り』は昔から続く子を思う親心

まゆみ先生
まゆみ先生

こんにちは。
石川県金沢市のまゆみ助産院です。

先日神社に行ってきました。

私は毎月一日には、ごひいきの神社さんに1か月間無事に過ごせたご報告と感謝を述べに行くことにしています。

そしてこれから一ヶ月間の抱負を神様の前で誓ってきます。

 

その日はお日柄もよく神社では、『初参り』や『七五三』の風景が見られました。

 

『初参り』とは、生まれた赤ちゃんを初めて氏神様に連れてお参りする儀式。
三十日目前後から百日目前後頃に行われるもので、氏神様にその地域の子として承認してもらうこと。

『七五三』は「七歳までは神のうち(神様の子)」と言われ、三歳、五歳、七歳の節目に神様にお見せして子どもの無事な成長を願う儀式。

 

ある『初参り』の親子…

よくみると…私がケアしていた親子でした!
ここまでに、ママは何度か乳腺炎になったり、赤ちゃんは下痢になったりとなかなか大変だった親子。

今度は、神社の駐車場で

「着物をどうする?こうする?」と、大騒ぎしていました(笑)

ついお節介したくなって、ママと赤ちゃんに*『産着』を着せてお守りをつけあげました。

*『産着』とはお宮参りの際に赤ちゃんに初めて着せる着物で、「一つ身」「掛着」とも呼ばれます。

昔は生まれて間もない赤ちゃんが亡くなることが多く、赤ちゃんが「魔・邪(魔物・悪霊等)に取られる」と恐れられていました。

そこで、「魔・邪」の目に止まらないよう、お宮参りまではわざと地味な服や古着を着せていたそうです。

 

この親子も、よくここまで頑張りました。

これまで大変だったこと…神様と同じくらい私も知っています。

でもそれを乗り越えてきたから今日がある。

これからも、健やかにね!

 

次に出会った親子。

『七五三』のお参り。
可愛かったので写真を撮らせてもらいました。

帯をしているので七歳の「帯解(おびとき)の儀」ですね。

これは着物につけてある紐をとって、大人と同じような着物の着方をするというもの。

ここまでこれて、ようやく神様の世界から人間界に降りると言われています。

昔は七歳までは病気や事故で亡くなりやすく神様に生死を委ねられていると考えられていたから。

子どもが亡くなると「神様のもとに帰った…」と親は自分たちを慰めていたのでしょう。

 

こうやって昔から日本人は”お預かり”している子どもの成長の節目には神様に報告に行き感謝してきました。

そして心新たに、今後の誓いを立て神様のご加護を願いました。

親子とも綺麗な晴れ着でお参りするのは神様に見つけてもらいやすくするのと子どもを大切に扱っていることを認めてもらうためだそうです😁。

スタジオで記念写真を取るのは、儀式としてはおまけね😉

 

昔から続く”子を思う親心”の儀式。

受け継いでゆきたいものですね。

 

まゆみ先生
まゆみ先生

今日もご訪問ありがとうございました。