快気を祈って千羽鶴を折りながら考えたこと

まゆみ先生
まゆみ先生

こんにちは。

石川県金沢市のまゆみ助産院です。

うちに出産後間もないころから通って来られていたママの赤ちゃん、Kちゃんが最近入院しまして…。

風邪を引いた後、不明熱が続き、白血球のある一部が極端に減って歯ぐきから出血もあると…。

 

白血病を疑われました。

 

入院までいろいろご相談にのっていたのもあって、他人事ではなく…

 

私は、ふと“千羽鶴”を折りはじめました。

 

しかし、千羽は中々一人では簡単に折れません。

うちに、来られたママさんたちにも事情をお話して手伝ってもらいました。

 

皆さん快くお引き受けくださり、会ったことある方、ない方もKちゃんの為に鶴を折ってくださいました。

 

“早く良くなりますように…”そう言って、皆さん折ってくださいました。

 

“きっと千羽になる前に良くなっているはず!”
私は、日頃元気なKちゃんを思い浮かべながら仕事の合間に自分の不安をかき消すように鶴を折り続けました。

 

すると、鶴を折り始めて2週間後Kちゃんママから朗報が入りました。

“白血球の数はまだ少ないのですが、白血病の細胞も見つからず、熱も治まったので退院できることになりました!”

 

やったー❣

 

日頃から、生きる力の強いKちゃん。
きっと、生き抜いてくれると思っていました!

 

大きな検査と採血の日々。

24時間点滴で片方の手は使えず、ベット柵の中での生活、さぞやストレスだったことでしょう。

入院中に初誕生も迎えていたのもありますが、ママから送られてきた退院の日の写真は顔つきが本当に大人びていました。

 

“子どもは、病気を一つ越えると賢くなる”

そんな、言葉が昔からあります。

 

まさにその通りだなと思いました。
Kちゃん、大病を超えたらさらに強く賢くなったね。

 

最初の発熱から入院を含め、かれこれ3週間…

側についているママはじめご家族の皆様本当にお疲れさま。

 

まだ、少し気が抜けない日々が続くことでしょうが…

子どもの生きる力を信じましょう!

 

沢山の方が応援してくれて…

鶴は全部で127羽で退院の運びとなりました。

まゆみ助産院にご来院くださった際に、一緒に鶴を折ってくださったママさん、

本当にありがとうございました。

 

“生きていてくれさえすれば…それだけでいい…”

初めて我が子を抱いた時の初心を思い出しますね。

 

ところが、元気になってくると…また現金なもので

“もっとこうであれ、ああであれ!”と思ってしまうんですよね~。

 

親になった初心を思い出させるために、子どもは時々ケガや病気をするのかもしれませんね(汗)。

 

いろんな苦難を乗り越えて、親も子も共に成長!

 

共に頑張りましょう。

 

まゆみ先生
まゆみ先生

今日も、ご訪問ありがとうございました。