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こんにちは😊
石川県金沢市のまゆみ助産院です。
先日、ご案内しました
【セーブ・ザ・チルドレン】オンラインセミナー
~子どもの向き合い方を考える~
視聴してみました。
とても、よかったです。
1時間のセミナーだったのですが
講師の秋山邦久先生のお話が深くて
時間が足りなく感じました。
もっと、詳しく聴きたかったな~。
でも、大切なキーワードを沢山学べました。
今後、アーカイブ配信もあるそうなので
URLを入手でき次第お伝え出来たら
とも思っています。
お話の中で私が印象に残ったことは
子どもと関わる年齢、気質に合わせて
”文脈”合わせをしないと伝わるものも伝わらないということ。
”文脈”とはある単語や句や文に対して
その前後の単語や句や文が及ぼす意味的規定力。
例えば「タコあげた?」と訊かれても
受け取り側の解釈で違う意味で伝わってしまう。
「タコ」という単語も
受け取り方り方で「凧」「蛸」となる。
「あげた?」という句に関しても
「(凧)揚げた?」「(蛸を油で)揚げた?」「(蛸を水揚げ)揚げた?」
ひいては「(お歳暮で蛸をさし)上げた?」と。
なので、相手をよく見て観察して起こりやすいコミュニーケーションの
すれ違いに気付きましょう。
それには、「自分と子どもの気質を理解することが大切だよ。」と。
結局は自己理解に行きつきますね。
子どもの「ほめかた」「しかりかた」のポイントも興味深かったです。
20年前に知りたかった…😢
ただ、どの年齢を育てている親にも
支援している者にも共通なことは
“子育ても親も時代と共に変化する”
ということ。
だから、常に今を見つめながら
「将来を見通した子育て方法を学ぶ必要があるよ。」
とのことでした。
秋山先生の講義、池上彰さんの語り口に似てて
とてもわかりやすかったです(笑)。
“子育ても親も時代と共に変化する”
その通りですね。
乳児期の養育方法にしても
私が助産師になりたての35年前と
今は随分変わっていることに気付きます。
あの頃は、どんな子でも生まれて8時間経ったらまずブドウ糖を5㎖与え
その3時間後にさっきより少し増やして…
24時間後にミルクに切り替える。
母親はいつ産んでも産後1日目の13時から授乳開始。
その後キッチリ3時間毎に授乳室に来て皆で授乳。
夜間授乳は産後3日目から。
それまではスタッフがミルクを与える。
感染管理上、母子異室。
今から35年前、1986年は出生数は約138万人。
昨日の新聞で去年2020年の出生数は約84万人だと。
この数字の違いは何を意味するか…
言葉は悪いですが35年前は
“数を安全に捌く新生児管理”なわけですよ。
母親には決まった時間に一斉に授乳室に来てもらい
ギャー、ギャー泣いている赤ちゃんを尻目に
私達は少ないスタッフで声高らかに授乳指導をして
どの子も規定量を飲んでいるか、出る物出てるかチェック。
授乳が終わったら母親を大部屋に戻し
赤ちゃんは新生児室に収容して盗難予防に鍵をかける。
効率重視、画一的ケア。
そうでもしないと
数が多いので目が届かないし
一人二人居なくなっても気が付かないから…。
常に20~30組以上の親子を受け持ち
赤ちゃんの数を数えていたのを思い出します。
こんな、風景が日本各地の病院で当たり前でした。
でもね、子どもの数が減ったということは
子ども、一人一人の価値が高まるとともに
(実は、どの子の命も大切なんだけど…)
親がそれまで、子どもに触れる機会が減るということ。
つまり、育児体験の少ない親が多くなる。
親は自信がなくて不安になりますよね。
すると育児のストレスや緊張も自ずと高まる。
そこで親の育児スキルを上げることが大切になってきているのですね。
人間の幼子は、適切に育てないと生きて行けなのは事実だから。
今日の【セーブ・ザ・チルドレン】主催活動の中で
「おやこのミカタ」という活動のご紹介もありました。
そのコンセプトは
“子育て中の方や日頃から子どもと接する方が、
子どもの「見方(みかた)」を知り、
子どもとのつきあい方のヒントを得ることで、
子どもの「味方(みかた)」になることを目指し
親子や子ども・子育て支援の「味方(みかた)」になれたら・・・。“
だそうです。
私が、日頃思っていることに近いなと思いましたので
こちらのURLをご紹介しますね。
https://www.savechildren.or.jp/oyakonomikata/
よろしかったら、チェックしてみて下さい。
時代と共に変化する子育てを
共に学び、成長して行きましょうね。
そして、楽しみましょう🧡

今日もご訪問ありがとうございました。