-e1618818727471.jpg)
こんにちは。
石川県金沢市のまゆみ助産院です。
年間育児サロン『まゆみ塾』に参加されている
ママからのご質問です。

赤ちゃんの耳から出血して
かさぶたになっていました。
眠たい時に擦ったりして血が出たのか…
耳の中が痒いのでしょうか?
これくらいなら、様子をみてよいですか?
と画像と共にLINE相談がきました。
私からのアドバイス。

ワセリンを塗っておくと
瘡蓋(かさぶた)は自然にはがれやすくなりますよ
これは、どういうことかというと
瘡蓋(かさぶた)とは皮膚に傷がついて組織がむき出しになった
死骸、つまりミイラ。
その下で皮膚は新しい細胞をアメーバーのように動かし
細胞を増やして組織をもとに戻すように頑張っているはず。
その再生を後押しするのが体液などの組織の水分。
それが蒸発しないよう湿らせておくのが
細胞分裂を促すコツなのです。
大きなケガの瘡蓋(かさぶた)の場合は
それをそっと取り去って
専用のキズパワーパッドみたいなものを張ります。
帝王切開のような大きな傷も
最近はそのような物を貼って
瘡蓋や肉芽(肉の盛り上がり)を
作らないようにして治して行きます。
画像の赤ちゃんのお耳にできている瘡蓋は小さいし
キズパワーパッドみたいなものを貼っても
赤ちゃんは気になって取ってしまいます。
だから、傷を乾かさないようにワセリンを縫って
水分を封じ込めるのです。
そのうち、新しい組織が死骸の組織を持ち上げて
ポロリと剥がしてくれるでしょう。
乾くと、痒みがまして又掻き傷を作ってしまうかもしれないので
とにかく、日に何度か乾燥させないように塗ります。
ワセリンは必要なところだけでよいです。
べたべたいろんなところに塗り過ぎると
この季節、汗腺をふさいで
あせもが出来やすくなりますから。
適切なケアをすると
この子達、再生医療の賜物なので
2、3日もすると新しい皮膚が
再生していることでしょう😉
それより、普段から爪を切って
掻きむしれないようにしておくことが
予防の第一条件👍
あと、お風呂に入った後などは
耳介や耳穴も綿棒などで拭っておきましょう。
古くなった角質が溜まって
下の組織の再生の邪魔をしないように。
いわゆる、垢(古い角質)が溜まっても痒くなりますから。
このように簡単なアドバイスで済むのも
この子とは2週間毎の育児サロンで会っていて
普段の様子がよくわかっているから。
いつも、元気できれいなお肌の赤ちゃんだと
知っているから😉
お肌の弱い子は耳介が乾燥して痒がったり
耳の中も痒がったりしてくるので
その場合は専門家にご相談を。
ま、それにしても
皆様、子育ての疑問質問が絶えませんね~。
まゆみ助産院の年間育児サロン『まゆみ塾』や
その他の継続会員プランの方には
期間中、LINE無料相談の特典があるので
毎日何かしらご相談があります。
それだけ
一生懸命お子さんに向き合っていらっしゃる証拠ですね。
今日も一日、頑張りましたね。
明日もその調子で、“共に成長!”

今日も
ご訪問ありがとうございました。