除菌は辞めて助菌!育菌生活のすすめーその2―

まゆみ先生
まゆみ先生

こんにちは、まゆみ助産院です。

妊娠・出産・育児経験が少なくて不安なママ達へ。
助産師歴35年、開業して15年、延べ対応件数1万件の”ママ育て専門家”の助産師があらゆる女性の体の仕組みと子育てについての疑問・質問にお応えしています。

 

菌やウイルスと聞くと

私たちは反射的に“悪者!”と思ってしまい

やっつけるか、排除しようとします。

除菌、抗菌、抗ウイルスグッズや薬剤の多用ですね。

 

でも、それが自然界のバランスを崩しています。

今まで菌やウイルスを攻撃しすぎていたために

そこから生き残った者がどんどん強くなっていき

薬が効かなくなっていく

“多剤耐性菌”が問題になっています。

食物は腸内細菌が消化吸収するレベルにまで分解してくれるから

私たちは食べ物の栄養を取り込むことができるのです。

 

腸内のいわゆる善玉菌といわれる菌は

妊婦さんにも必要な葉酸や各種ビタミンを作ると言われています。

だから、妊娠したら…

いえ妊娠前から腸内環境を整えて

全身の菌のバランスを整えておく必要があるんです。

何故なら、菌は急には増えないから…。

最近の不妊症の原因もこの除菌生活で

女性の膣内の菌のバランスが乱れているのも

原因ではないかと言われています。

膣内にラクトバチルスという菌が8割以上いないと

精子が生きられないらしいですよ。

でもそのバランスが乱れている人が多いのね。

だから、陰部はさらっとぬるま湯で流す程度にして

あまり石鹸でこすらないほうが良いですね。

おりものシートを多用しない

下着をこまめに変えるなどして通気性をよくしましょう

顔も朝晩石鹸で洗いすぎると

アクネ菌が減ってガサガサになります。

アクネ菌はニキビの原因菌でもありますが

お肌に脂肪酸とグリセリンを作ってくれる効果もあります。

赤ちゃんのお肌がカサカサしてきたら

石鹸は控えてみてね。

3歳までの腸内フローラ(腸内細菌叢)は生涯影響する

と言われているので

それまでに多様な菌をバランスよく持たせてあげたいもの。

だから…

赤ちゃんがママの産道を通って生まれてくることは

ママの菌と初めて出会う大切な機会で

腸内細菌を多様にする決め手でもあるわけですね。

最近、一部の産科医療機関ではその機会を逃さないようにと

帝王切開予定の妊婦さんの膣内にガーゼを入れておいて

生まれてきたらすぐそのガーゼで

赤ちゃんの体をぬぐってあげるそうです。

除菌ではなく私たちに必要な菌で助けあう“助菌”という考え。

おっぱいを直接吸わせることは

母乳を与えるだけでなく

毎回ママの皮膚常在菌を

与えることにもなるわけねグッ

理にかなっている~ハート

 

昔から日本人がやってきた生活。

助菌、育菌生活をすすめましょう

子育てで一人で孤独に悩んでいるママへ

助産院での日々の出来事や

お客様にお伝えした事

お客様から学んだことなどを

徒然に綴っております。

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まゆみ先生
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